自宅に飾っている絵画や、親から譲り受けた絵の扱いに迷っていませんか。サインがないと価値がないと思われがちですが、無名の作品でも評価される可能性はあります。
この記事では、無名絵画の価値が決まる基準や、具体的な売却方法、少しでも高く売るためのポイントについて、分かりやすく解説します。
絵画の価値は、作家の知名度だけで決まるものではありません。作者が分からない作品であっても、作品そのものの魅力や状態によって評価されるケースもあります。
主な判断の基準は、テーマ・技法・保存状態の3つ。これらの要素がしっかりしていれば、無名の作品でも思わぬ価値がつくことがあります。
心を落ち着かせる風景画や、お部屋のアクセントになるような美しい色彩の静物画、モダンな抽象画などは、インテリアとして飾りたいと考える方からの需要が見込めるでしょう。多くの方に好まれやすいテーマの作品は評価されやすい傾向にあります。
作家の知名度に関わらず、作品そのものが持つ魅力も評価の対象です。
写真のように緻密な筆遣いや、ハッとするような独創的な構図、優れた色彩感覚といった、作品の技術的な質の高さが価値として認められることもあります。
査定では、絵の具のひび割れや剥がれ、キャンバスのシミ・カビ・破れなど、作品の保存状態を細かく確認。絵画自体や額縁の汚れ、傷が少なく、全体的にきれいに保たれているほど、査定で良い印象を与えやすくなります。
無名絵画を売却する主な方法として買取業者への依頼、ネットオークションやフリマアプリの活用、専門オークションの利用が挙げられます。それぞれの具体的な依頼方法をご紹介します。
美術品の買取を専門とする会社に査定を依頼する方法です。専門の査定士が作品を確認してくれるため安心感があり、会社によっては査定後すぐに現金化できるのが大きなメリット。
また、自宅にスタッフが訪問する出張査定サービスを行う会社も多く、店舗へ持ち込む手間を省いてスムーズに売却を進められます。
ネットオークションやフリマアプリはご自身で価格を設定できるため、絵画の価値を評価する買い手が見つかれば、想定以上の価格で売れる可能性があります。
一方で、作品の写真撮影から説明文の作成、落札者との連絡、梱包・発送まで、全ての作業をご自身で行う必要があります。
個人間での取引となるため、落札者から「説明と状態が違う」といったクレームを受けたり、配送中に作品が破損してしまったりといった、トラブルが発生する可能性も考慮しなくてはなりません。
美術品を専門に扱うオークションに出品する方法です。著名な作家の作品が中心と思われがちですが、作品の質によっては無名の絵画でも出品が可能な場合があります。
国内外の美術品コレクターや美術品の専門家が参加するため、作品の芸術性が正しく評価され、思わぬ高値につながる可能性を秘めています。手続きが難しそうに感じられるかもしれませんが、まずは所有する絵画が出品の対象となるか、相談してみるのも一つの手段です。
「絵画を売る」といっても、買取業者やオークションなど方法はさまざま。本サイトでは、オークション・買取業者・ネットオークションの買取・売却方法の違いと、おすすめの3社を紹介しています。
「どの方法が自分に合っているか知りたい」という方は、ぜひご自身の状況や作品に合わせて検討してみてください。
お持ちの無名絵画を少しでも良い条件で売却するためには、インテリアとしての需要、額縁の状態、良好な保存状態という3つのポイントを押さえておくことが大切です。
現代では、お部屋の雰囲気に合わせて絵画を飾る方が増えています。モダンなデザインの抽象画や、空間を明るく見せるような色彩の風景画は、インテリアとしての需要が高く、人気があります。
絵画の査定では、作品そのものだけでなく額縁も評価の対象となります。作品の魅力を引き立てる立派な額装が施されている、あるいは保存状態の良い額縁に収められている場合は、プラスの評価につながることがあります。
置き場所は直射日光とエアコンの風、過度な湿気を避け、目安として湿度40~60%の環境を保つと良好な状態を維持できます。取り扱い時は画面に触れず、額の側面を両手で支え、可能なら手袋を着用しましょう。
清掃は柔らかいハケでほこりを払う程度にとどめ、濡れ拭き・洗剤・アルコールは使わないでください。保管は床置きの際は立てかけ、壁掛けではフックやワイヤーの耐荷重を必ず確認します。
無名作家の作品の価値を適切に見出してくれる業者を選ぶためには、多彩な販売ルートを持っているかと査定料や手数料が無料かという2つのポイントを確認するとよいでしょう。
自社の店舗だけでなく、業者間の市場や国内外のオークションへの出品など、多彩な販売ルートを持つ業者は、その絵画の価値を高く評価してくれる買い手を見つけられる可能性が高まります。
買取業者の中には、査定料、出張料、キャンセル料などを原則無料と表記している場合も多いです。ただし、出張料無料の対象エリアは限定されていて、そのエリア以外から依頼する場合は有料となる可能性があります。
査定や買取のキャンセルも、条件次第では有料となることもあるため、依頼前に必ず査定料や手数料の有無と適用条件を確かめてから相談しましょう。
価値がないと思っていた絵画が、あることをきっかけに評価されるようになるケースがあります。
作者が分からない絵画でも、専門家の鑑定によって新たな事実が判明する場合も。たとえば、著名な作家がサインを入れていなかった初期の作品だったり、歴史的に価値のある画家の工房で制作されたものであったりと、思わぬ背景が明らかになる場合もあります。
近年では、個人のコレクターやインフルエンサーがSNSで紹介したことをきっかけに、無名だった作家の作品が一躍注目を集める場合もあります。
また、特定の時代や作風がデジタルメディアで再評価され、これまであまり注目されていなかった絵画の価値が見直されることも少なくありません。今は評価が定まっていない一枚でも、新しい視点から注目を浴びる可能性があります。
絵画を手放すとき、目的によって選び方はさまざまです。「手間をかけずにすぐ現金化したい」場合は買取が向いていますが、オークションを活用すれば想定より高く売れるケースも少なくありません。
ここでは、初めてでも選びやすい3つの売却方法「オークション」「買取業者」「ネットオークション」の特徴と、おすすめの会社を紹介します。


